オウンドメディアの運用で挫折しないための5つの心得

最初にお伝えしたいのが、通常業務を遂行しながら、オウンドメディアの運営(記事の更新)を続けていくことは難しいということです。慣れないひとが記事を書くと、あっという間に何時間という時が過ぎていきます。そこで今回は、挫折することなく継続して記事を更新し続けていくために覚えておいてほしい5つの心得をお伝えします。

その1.誰のために、何のためにそれをやるのか?オウンドメディアをはじめた目的を忘れないこと

弊社の場合
ひとりでも多くのWeb担当者に知ってもらう機会を増やすことで、企業の認知度を上げる
→ 結果として、お仕事受注に繋がる

その2.量より質を重視して記事を書くこと

どれくらい記事を書けばユーザーに見てもらえる機会が増えるのか?
結論からいうと、サイト全体のページ数が少なくても良質なコンテンツであればユーザーに見てもらえる機会はある。です。
もちろん、良質なコンテンツの数が多くなればなるほど、さらにユーザーに見てもらえる機会は増えることになります。
これまではページ数の多いサイトが上位に表示される傾向にありましたが、新しく公開されたページが上位に表示されないため、Googleの検索アルゴリズムは量より質を重要視するようになりました。

良質なコンテンツとは何か?

Search Console ヘルプより

魅力的なウェブサイトを作成する鍵となるのは、オリジナリティに溢れた質の高いコンテンツによって、ユーザーにとって最良のエクスペリエンスを提供することです。ユーザーはサイトが有益でユニークだと感じると、再びアクセスしたり、自分のサイトからそのコンテンツにリンクしたりします。それによって、時間の経過とともにより多くのユーザーがサイトに引き付けられるようになります。

コンテンツを作成するときは、次のようなポイントを確認してみてください。

  • 有益で情報が豊富:レストランに関するサイトを立ち上げるなら、所在地、営業時間、連絡先情報、メニュー、今後のイベントを知らせるブログなどのコンテンツを掲載することができるでしょう。
  • 他のサイトより価値が高くて役立つ:犬のトレーニング方法を紹介する場合は、犬のトレーニングに関するウェブ上の他の記事よりも高い価値を提供したり、異なる視点から書かれた記事を掲載したりします。
  • 信頼性がある:独自の調査、引用、リンク、レビュー、証言などを通じて、サイトの信頼性を示します。著者の経歴や実際の顧客からの証言などを掲載すれば、サイトの信頼性や評価を高めるのに役立ちます。
  • 高品質:サイトのコンテンツはユニークで、個別で、質の高いものでなければなりません。大量生産されたコンテンツや、他の多数のサイトに委託したコンテンツは望ましくありません。コンテンツは、検索エンジンで上位に掲載されるためではなく、優れたユーザー エクスペリエンスの提供に主眼を置いて作成してください。
  • ユーザーを引き付ける:商品やチーム、作者自身の画像を追加することで、サイトに色どりやリアリティをもたらします。スペルミス、不自然な文体、事実誤認などでユーザーが不快にならないようにします。また、広告の量が多すぎることも、ユーザーが不快になる原因になります。定期的な更新、コメント ボックス、ソーシャル メディア ウィジェットを通じて交流しながら、ユーザーを引き付けます。

次のようなことがあると、ユーザーは信用できなくなったり、離れてしまう可能性があるので気を付けてください。

  • 無効なリンクや間違った情報などのエラー
  • 文法上の間違いやスペルミス
  • 多すぎる量の広告
  • コメントスパムやフォーラムへのスパム投稿などのスパム

その3.配信スケジュールを作成すること

記事を書くタイミングや記事を配信する日程を決めましょう!
オウンドメディアはいわばWeb版の雑誌のようなものです。
雑誌の場合、月刊誌から週刊誌、日刊紙にいたるまでそれぞれの発売日があります。
あなたのオウンドメディアは週一回の更新なのか、月一回の更新なのか、それとも毎日更新されるのか。
それぞれのテーマ、それぞれのターゲットに沿って、購読者の視点で配信スケジュールを組んでみましょう。
複数の担当者がいる場合は毎日更新できるよう、週間ごとにテーマを決めてスケジュールを組むのがおすすめです。

その4.常にアンテナを張ること

人間は自分に関係のない情報には無頓着です。たとえば、海外でテロが起きたとしても国内にいれば安全だから…。と無意識のうちに興味の対象から外してしまいがちです。
でももし国内でテロが起こったらどうでしょう?
テレビやネットでは連日国内テロのニュースで埋め尽くされ、あなたは毎日その情報をチェックすることでしょう。
つまり、アンテナを張るというのは、あなたが書こうとしているテーマが決まれば、常にそのテーマに関する情報を収集するということです。情報は常に更新されるため、あなたが発信した情報が現時点で正しいかどうかを判断する手段にもつながります。

その5.最低100ページになるまで続けること

最後に一番お伝えしたいことは、目標を決めたら最後まであきらめず続けること。
ページ数は根気強く続けていれば1日1記事更新したとしても100日で100ページに到達することができます。100ページを超えると、検索エンジンに登録されるページ数が増えるため、その分アクセス数も比例して伸びていきます。アクセス数が伸び始めると、自分にしか知ることができない隠れた検索キーワードを拾うことができるようになります。
その隠れた検索キーワードこそが、ユーザーの本当のニーズであり、そのニーズをあなたのコンテンツ(情報)をもって解決に導いてあげれば、そのユーザーはあなたのサイトのファンへと変わっていくでしょう。
なので、最低でも100ページを超えるまでは記事を書き続けてください。ここを乗り越えれば自ずと次のステージ(目標)が見えてくると信じています。

まとめ

  1. 誰のために、何のためにそれをやるのか?オウンドメディアをはじめた目的を忘れないこと
  2. 量より質を重視して記事を書くこと
  3. 配信スケジュールを作成すること
  4. 常にアンテナを張ること
  5. 最低100ページになるまで続けること

今回は、オウンドメディアの運用で挫折しないための5つの心得についてお伝えしました。
コツが掴めるようになるまで少し時間はかかりますが、100ページの記事を配信し終える頃には、記事を執筆するコツやニーズに対するテーマの決め方などが少しずつ分かってくるようになります。
そうなってくると楽しさが増し、やる気がどんどん湧いてくるので、もっともっと良い記事が書けるようになります。だから、最後まであきらめずがんばりましょう!

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