ここでは他社の広告宣伝のために使われる無料のブログサービスではなく、自社で運用管理するためのソフトウェアであるインストール型のCMSツールをいくつかご紹介します。
- CMS(コンテンツマネジメントシステム)
- Webコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集したりするソフトウェアのこと。Webに関する専門知識がなくても、誰でも簡単に更新できるのが特徴。
WordPress
WordPress (ワードプレス) は、世界で一番利用者数の多いオープンソースのブログシステムです。Web 標準、ユーザビリティなどを意識して開発されており、無料でダウンロードして使うことができます。※クラウド版もあります
公式サイトからWordPressをダウンロードし、PHP(Web開発用プログラミング言語)とMySQL(データベース管理ソフト)が利用できるWebサーバーにインストールすればすぐに利用できます。
長所
- 無料で利用できる(Webサーバーは有料)
- 他社の広告が入らない
- 既存テーマがスマホやタブレットに最適化されている
- 無料テーマによってデザインの変更が可能
- 世界中の開発者の協力によりプラグインで簡単に機能が拡張できる
短所
- 自分好みにカスタマイズするには専門知識が必要
- プラグインの更新やデータのバックアップなど定期メンテナンスが必要になる
MobableType
Movable Type (ムーバブル・タイプ) も、WordPressに次いで利用者数の多いオープンソースのブログシステムです。
公式サイトからMobableTypeをダウンロードし、Perl(Web開発用プログラミング言語)とMySQL(データベース管理ソフト)が利用できるWebサーバーにインストールすればすぐに利用できます。
※商用で利用する場合は商用ライセンスの購入が必要 ※クラウド版もあります
長所
- HTMLデータとして出力されるため表示速度が速い
- HTMLデータとして出力されるためデータのバックアップが簡単にできる
- 他社の広告が入らない
- 既存テーマがスマホやタブレットに最適化されている
- テーマによってデザインの変更が可能
短所
- 個人で開設する趣味のブログなどの場合を除き、ライセンス(9万円~)の購入が必要
- 自分好みにカスタマイズするには専門知識が必要
baserCMS
日本人が日本人の為に開発している国産CMS(コンテンツマネージメントシステム)です。
公式サイトからbaser CMSをダウンロードし、PHP(Web開発用プログラミング言語)とMySQL(データベース管理ソフト)が利用できるWebサーバーにインストールすればすぐに利用できます。
長所
- ドキュメントが日本語のため理解しやすい
- 管理者画面がシンプルで使いやすい
- 他社の広告が入らない
- 既存テーマがスマホやタブレットに最適化されている
短所
- プラグインが少ないため拡張しにくい
- 自分好みにカスタマイズするには専門知識が必要
その他のCMS
ソイCMS
Baked
コンクリート5
まとめ
今回はCMSツールの種類と選び方についてご紹介しました。
Webサーバーさえ用意すれば、誰でも比較的簡単にCMSを導入することができます。
自社で運営管理するメリットは広告の挿入がないため自社の宣伝に使うことができること。
デメリットはセキュリティ対策や運用保守メンテナンスなどは自分で行わないといけないこと。
セキュリティ対策やサイトの運用メンテナンスについてはまた別の記事でご紹介します。
本記事を参考に自分に合ったCMSを選んでみてください。